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2015年09月25日 22:47
 21世紀は、グローバル化が進展し不確実性が増大する社会であり、あらゆる領域や分野で知識が重要な価値をもつ「知識基盤社会」である。これまでは、コンピュータなど高度情報機器の発展を背景に情報化社会という言葉がよく使われてきた。これに対し、最近よく目にするようになってきた知識基盤社会という用語は、単なる情報というよりは、情報が処理され意味ある知識に構成されたときにはじめて価値をもつという考え方に立脚するものといえる。めまぐるしく変容する知識基盤社会では、激しい変化に耐えうる幅広い知識、あるいは、柔軟で高度な思考力や判断力が求められることになる。そこでは、答えのない課題にしばしば向き合い、適切な問い
2015年09月13日 11:30
一般に、どれだけの国家予算を軍事費に当てているかでその国の強さを表されますが、かつて「兵力ではなく、教育力こそがその国の強さを反映している」と言った偉人がいます。その考えでいくと、現代の日本は残念ながら多くの発展途上国に抜かされつつあります。その一つの例が、”英語教育”です。経済協力開発機構(OECD)が、世界65カ国・地域の15歳約51万人を対象に2012年に実施した国際学習到達度調査(PISA)では、2003年の調査で順位が急落した「PISAショック」をきっかけに、「脱ゆとり教育」へ転換したことが功を奏し,日本の平均点は「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の全3分野で2000
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